◾️OSPF Timers 4 (throttle spf)
【課題】・OSPFのthrottle SPFタイマーをを変更する。
①sfp start-intervalを1秒に変更する。
②sfp hold-intervalを3秒に変更する。
③sfp max wait-intervalを5秒に変更する。
※上記タイマー変更がOSPFネイバに影響しないか確認する為に、R1にのみ設定する。
実務で利用する際は、全OSPFネットワークで合わせた方が良いと思う。
【補足】
OSPFでは不安定なネットワークからのLSAを受信し、そのネットワークが多々
フラッディングして都度SPF計算が実行されるとOSPFネットワークの負荷が増大
する。
その為、SPF の計算はLSAを受信してもすぐに実行されずtimers throttle spf コマンドで
設定した時間間隔に基づいてで実行される。
まず、最初のLASを受信したらsfp start-interval後にSPF計算が実行され、その後計算
を行うたびに、以下のとおりSPF計算タイミングがずれていきます。
1回目のSPF計算:sfp start-interval後SPF計算を開始
2回目のSPF計算:sfp hold-interval後SPF計算を開始
3回目のSPF計算:2回目のSPF計算×2後SPF計算を開始
4回目のSPF計算:3回目のSPF計算×2後SPF計算を開始
※後はsfp max wait-intervalまで上記を繰り返す。
◾️検証環境図
①検証環境 事前設定確認
(1)OSPFネイバー確認
OSPFネイバーが正常に張れている事を確認する。
R1#show ip ospf neighbor
Neighbor ID Pri State Dead Time Address Interface
2.2.2.2 1 FULL/BDR 00:00:37 192.168.12.2 Ethernet0/0
R2# show ip ospf neighbor
Neighbor ID Pri State Dead Time Address Interface
1.1.1.1 1 FULL/DR 00:00:31 192.168.12.1 Ethernet0/0
(2)OSPF設定確認
設定変更前のthrottle SPFタイマーを確認する。
設定変更前のthrottle SPFタイマーを確認する。
R1#sh ip ospf | include SPF
Initial SPF schedule delay 5000 msecs
Minimum hold time between two consecutive SPFs 10000 msecs
Maximum wait time between two consecutive SPFs 10000 msecs
②設定変更
(1)R1にてthrottle SPFタイマーを変更する。
R1(config)#router ospf 1
R1(config-router)#timer throttle spf 1000 3000 10000
(2)R1の設定をshowコマンドで確認する。
R1#sh ip ospf | include SPF
Initial SPF schedule delay 1000 msecs
Minimum hold time between two consecutive SPFs 3000 msecs
Maximum wait time between two consecutive SPFs 10000 msecs