◾️OSPF Timers 2 (retransmit / transmit-delay)
【課題】・OSPFのretransmitタイマー及びtransmit-delayタイマーを変更する。
※上記タイマー変更がOSPFネイバに影響しないか確認する為に、R1にのみ設定する。
実務で利用する際は、全OSPFネットワークで合わせた方が良いと思う。
【補足】
・retransmitタイマー
retransmitタイマーとはネイバーを確立しているOSPFルータヘLSAを送信し、その
ルータからLSAの受信応答がなかった場合に再度LSAを送信するまでの間隔の事。
※デフォルトでは5秒です。
・transmit-delayタイマー
transmit-delayタイマーとはOSPFルータが遠隔地にある場合、予め転送遅延値を考慮
する際の時間間隔の事。(OSPFデータベースのLS値をプラスする)
※デフォルトは1秒です。
◾️検証環境図
①検証環境 事前設定確認
(1)OSPFネイバー確認
OSPFネイバーが正常に張れている事を確認する。
R1#show ip ospf neighbor
Neighbor ID Pri State Dead Time Address Interface
2.2.2.2 1 FULL/BDR 00:00:37 192.168.12.2 Ethernet0/0
R2# show ip ospf neighbor
Neighbor ID Pri State Dead Time Address Interface
1.1.1.1 1 FULL/DR 00:00:31 192.168.12.1 Ethernet0/0
(2)OSPF設定確認
transmitタイマーは1秒(デフォルト)及びretransmitタイマーが10秒(デフォルト)である事
を確認する。
transmitタイマーは1秒(デフォルト)及びretransmitタイマーが10秒(デフォルト)である事
を確認する。
R1#show ip ospf interface e0/0 | include Transmit|Retransmit
Transmit Delay is 1 sec, State BDR, Priority 1
Timer intervals configured, Hello 10, Dead 40, Wait 40, Retransmit 5
②設定変更1(retransmitタイマー)
(1)R1にてretransmitタイマーを10秒に変更する。
R1(config)#int e0/0
R1(config-if)#ip ospf retransmit-interval 10
(2)R1の設定をshowコマンドで確認する。
R1#show ip ospf interface e0/0 | include Transmit|Retransmit
Transmit Delay is 1 sec, State BDR, Priority 1
Timer intervals configured, Hello 10, Dead 40, Wait 40, Retransmit 10
③設定変更2(transmitタイマー)
(1)R1にてretransmitタイマーを3秒に変更する。
R1(config)#int e0/0
R1(config-if)#ip ospf transmit-delay 3
(2)R1の設定をshowコマンドで確認する。
R1#show ip ospf interface e0/0 | include Transmit|Retransmit
Transmit Delay is 3 sec, State BDR, Priority 1
Timer intervals configured, Hello 10, Dead 40, Wait 40, Retransmit 10
