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2014年5月24日土曜日

Catalystスイッチについて

Catalystの基礎について

◆起動順序について
 ⑴電源供給(電源ケーブルで給電)
 Postの実行
  POSTは、スイッチが正常に機能していることを確認する一連のテストの事。
  又、正常起動しているか以下のランプ色で確認する事が出来ます。
  LEDランプ
   *SYST
    ・消灯:電源が供給されていない。
    ・オレンジ:正常に起動出来ていない。
    ・ミドリ:正常起動している。

   【モードボタン】
    []モードボタンを10秒以上押し続けると、強制再起動する。

    *STATが選択されている場合
     ・消灯:シャットダウン状態(ケーブル未接続も含む)
     ・オレンジ(点灯):データの送受信をしていない(ブロックポート)
     ・ミドリ(点滅):データ送受信中
     ・ミドリ(点灯):データ送受信が可能であるが、データが流れていない

    *DPLXが選択されている場合
     ・消灯:シャットダウン状態(ケーブル未接続も含む)又は半二重モードで動作している
     ・ミドリ(点灯):全二重モードで動作している

    *SPDが選択されている場合
     ・消灯:シャットダウン状態(ケーブル未接続も含む)
     ・オレンジ(点灯):シャットダウン状態(ケーブル未接続も含む)又は10Mnpsで動作している
     ・ミドリ(点滅)100Mbpsで動作している。 

   ⑶レジスタ値確認
  設定されているコンフィグレーションレジスタにより、起動方法が異なります。
   *主なコンフィグレーションレジスタ値
   ・0x2100
     ROMモニターモードを起動する。
   ・0x2102 
     通常起動
   ・0x2142 
     startup-configをロードせずに起動する。
     主にパスワードリカバリ時に使用する。
   ※パスワードリカバリ手順はこちら!
    
  *主なビット番号の意味について
   (1)4桁目の「2」(0010)
    ブートが失敗した場合、ROMモニターモードで起動する。
   (2)3桁目の「1」(0001)
    ブレーク信号を無視する。
   (3)2桁目の「4」(0100)
    startup-configをロードせずに起動する。
   (4)4桁目の「2」(0010)
    boot systemコマンドで設定したIOSを起動する。 
 
  *コンフィグレーションレジスタ値の変更方法
    ⑴コンフィグレーショングルーバルモードにて変更する方法 
       Catalyst(config)# config-register コンフィグレーションレジスタ値 
  
    ⑵ROMモニターモードにて変更する場合
      電源ON時にブレーク信号を出し、ROMモニターモードへ
      ※ハイパーターミナルの場合、 Ctrl + Break キー。TeraTermの場合は、Alt + B
       

        rommon 1>confreg コンフィグレーションレジスタ値 


 IOS読み込み
   起動するIOS show bootコマンドで確認する。
     Catalyst# show boot 
   <起動するIOSを変更したい場合>
     Catalyst(config)# boot system flash:/ファイル名 
  
   又、起動可能はIOSは以下のコマンドで確認出来ます。
     Catalyst# show flash: 
   ※ちなみに、vlan.datVLAN情報が格納されている設定ファイルです。
   
   
 startup-config読み込み


 ⑹完了