◆ Well-known mandatory(Origin、AS-Path、Next-Hop)について
■ Origin属性(タイプコード:1)
Origin属性はルーティングアップデートの発信元を示している属性です。
本属性のステータスは3種類(IGP,EGP,incomplete)ございます。
・Origin属性のステータス
IGP(BGPテーブル上「i」と表示されます)自ASで経路を生成したルートの事。networkコマンドにて生成される。
EGP(BGPテーブル上「e」と表示されます)
他ASでEGPを利用し経路を学習したルートの事。
incomplete(BGPテーブル上「?」と表示されます)
IGPより経路を再配送されたルートの事。
■ AS-Path属性(タイプコード:2)
AS-Path属性は通過したAS番号一覧を示している属性です。
各BGPルータは自身のAS番号が一覧にあるアップデートを受信した場合、
無視する事によりルーティングループを防いでおります。
AS300#show ip bgp
BGP table version is 20, local router ID is 172.23.0.1
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best, i - internal,
r RIB-failure, S Stale
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
*> 1.1.1.1/32 69.0.0.6 0 32768 200 100 i
■ Next-Hop属性(タイプコード:3)
ネクストポップルータのIPアドレスを示す属性です。
尚、NextHopはEBGPで学習したルートの際はNextHopは変更されますが、
IBGPで学習したルート場合は変更させません。
※変更する必要がある場合、NextHop-selfを有効にする必要があります。
<注意>IBGPの場合、NextHopへの到達性がない際、無効なルートと認識されます。