◆IGMPとは
IPマルチキャストを効率よく配送する為にマルチキャストグループを制御する為のプロトコルです。
IGMPを利用する事によりどのホストがどのマルチキャストグループに属しているか把握する事が出来ます。
バージョンv1,2,3はございます。
◆IGMPv1とは
IGMPの1つ。特徴としてはマルチキャストルータが定期的にクエリを送信し、
マルチキャスとメンバーが属しているが確認する必要がございます。
◆マルチキャストの基本動作
(1)グループへの参加
マルチキャストグループに参加したい場合は、マルチキャストグループアドレスに対して、
レポート「IGMP Join メッセージ」を送信します。
(2)グループの維持
マルチキャストグループを維持し続けるためには、60秒毎にクエリを送信する必要があります。
尚、マルチキャストグループ内の1メンバーのみクエリ応答するだけで良い仕様になっております。
(3)グループ離脱
(2)の応答がなければ、マルチキャストグループに属しているメンバーはないと判断し、
グループから離脱する事が出来ます。
※離脱する際に、クエリ等を送信する必要はございません。
◆IGMPv1の問題点
・参加/離脱遅延
マルチキャストグループへの参加をし、60秒以内にグループから離脱賭した場合に、
離脱したマルチキャストホストへパケットを送ってしまう。