2016年6月13日月曜日

BGP 2.BGPネイバーの確立〜BGPテーブルの作成

◆ BGPネイバーの確立〜BGPテーブルの作成


■ BGPパケット種類


BGPパケットの種類は以下の通りです。

Open
BGPネイバーを確立後、経路情報交換を開始する際に利用するパケット種別
Update
BGPの経路情報を交換する際に利用するパケット種別
Keepalive
BGPセッションを継続する為、送受信されるパケット種別
デフォルトでは60秒毎に送受信されます。
尚、KeepaliveパケットはOSPFやEIGRPのHelloパケットと同意です。
Nortification
BGPビアの切断の際に利用されるパケット種別
RouteRefresh
Updateパケットの再送要求時に利用されるパケット種別
RouteRefreshパケットはclear ip bgp * in等の際に利用されます。

■ BGPネイバーの確立


BGPはIGPと異なり、BGPネイバーの設定を手動で設定する必要がある。
ネイバーの確立順序は以下の通りです。

①TCP Three-Way Handshake(TCPセッション)確立

BGPはTCPを利用する為、まずはTCPセッションを確立する。


②Openメッセージ交換


お互いのルータでOPENメッセージを交換します。
このOPENメッセージには、ASの番号、ルータID等の情報が含まれています。

③Updateメッセージ交換

お互いのルータが持っている経路情報を交換し、BGPテーブル及びルーティングテーブルを作成する。


■BGPネイバーの確立後、生存確認及びトポロジ変更時野処理


①Keepaliveメッセージの交換

双方でKeepaliveメッセージを交換し合う事により、BGPネイバーの生存確認をする。

②トポロジ変更が発生した場合

差分情報のみを示したUpdateメッセージを交換する。