2011年11月19日土曜日

QOS 2.DSCPについて


■diffservについて

・diffservの流れ


①トラフィックの種類や重要度を特定する。
②各ビジネス目標に合致するように、各トラフィックをトラフィッククラスに分類する。
③トラフィッククラスごとに、ポリシーを決定する。


IP Precedenceとは.......

QOSを提供する上で、各パケットを識別してどのように転送するか?優先度を与えるかを判断する為に使用されるマーカーの事。
IP Precedenceでは、3ビットを使用して、合計8クラス(0 ~7)に分けて優先度を設定します。



DSCP [Differentiated Services Code Point] とは.....

QOSを提供する上で、各パケットを識別してどのように転送するか?優先度を与えるかを判断する為に使用されるマーカーの事。
DSCPでは6ビットを使用します。その内、上位3ビットは優先度クラス、下位3ビットはパケット破棄度を設定します。又、IP Precedenceに比べて、より細かい優先度を付ける事が出来る。

各DSCPに応じた優先制御などの事をPHBと呼ぶ。

・PHBの種類


クラスセレクタPHB・・・・・・DSCPが非対応なデバイスと下位互換の為に使用する
 [xxx000] xxxには優先度が入る。 下位3ビットが 000 になるのが特徴。

デフォルトPHB・・・・・・・・BestEffortの為に使用される。
 [000000] DSCP値はすべて 0

AF (Assured Forwarding)・・・帯域保証に使用される。
 [001dd0 ~ 100dd0 ]DSCP値の上位が001~100(優先度)に設定され、ddは、01[低破棄] ~11[高破棄](破棄率)が設定される。


EF (Expedited Forwarding)・・最優先パケットに使用される。遅延を最小限に抑える事が出来ます。
 [101110]