■diffservについて
・diffservの流れ
①トラフィックの種類や重要度を特定する。
②各ビジネス目標に合致するように、各トラフィックをトラフィッククラスに分類する。
③トラフィッククラスごとに、ポリシーを決定する。
IP Precedenceとは.......
QOSを提供する上で、各パケットを識別してどのように転送するか?優先度を与えるかを判断する為に使用されるマーカーの事。IP Precedenceでは、3ビットを使用して、合計8クラス(0 ~7)に分けて優先度を設定します。
DSCP [Differentiated Services Code Point] とは.....
QOSを提供する上で、各パケットを識別してどのように転送するか?優先度を与えるかを判断する為に使用されるマーカーの事。DSCPでは6ビットを使用します。その内、上位3ビットは優先度クラス、下位3ビットはパケット破棄度を設定します。又、IP Precedenceに比べて、より細かい優先度を付ける事が出来る。
各DSCPに応じた優先制御などの事をPHBと呼ぶ。
・PHBの種類
①クラスセレクタPHB・・・・・・DSCPが非対応なデバイスと下位互換の為に使用する
[xxx000] xxxには優先度が入る。 下位3ビットが 000 になるのが特徴。
②デフォルトPHB・・・・・・・・BestEffortの為に使用される。
[000000] DSCP値はすべて 0
③AF (Assured Forwarding)・・・帯域保証に使用される。
[001dd0 ~ 100dd0 ]DSCP値の上位が001~100(優先度)に設定され、ddは、01[低破棄] ~11[高破棄](破棄率)が設定される。
④EF (Expedited Forwarding)・・最優先パケットに使用される。遅延を最小限に抑える事が出来ます。
[101110]