2012年7月7日土曜日

MPLS ラベル配布


MPLS ラベル配布


■ ラベル配布プロトコル

TDPとは、
MPLS ネットワーク内ラベルを配布するために使用されるシスコ独自のプロトコルの事。
711番ポートを使用してネイバーの検出やラベル交換を行う。
ルータIDとしてLoopbackを使用する場合はサブネットマスクを 255.255.255.255 (/32)にする事が推奨されている。

LDPとは、
MPLS ネットワーク内ラベルを配布するために使用されるプロトコルの事。
646 ポートを使用してネイバーの検出やラベル交換を行う。

Router(config)# mpls label protocol { tdp | ldp | both }

※cefとMPLSの有効化は必須。

LDP Router IDの優先度
1.ldp router-id で指定したインターフェースアドレス
2.Loopbackアドレスの数値が一番大きいアドレス
3.有効な物理インターフェースで一番大きなアドレス


メッセージタイプ

Discovery : LSRネイバーを検出する為に使用のメッセージ
Session : LDPピアを確立する為に使用のメッセージ
Advertisement : ラベル情報を交換する為に使用するメッセージ
Notification : 何らかのエラーが発生した際にLSRに送られてくるメッセージ

※ネイバーの検出はUDPを使用し、ラベルの交換はTCPを使用。


■ ラベル配布方法


① Downstream-on-Demand 型 (DoD型)

LSRがラベル情報の要求があった場合、FECに対応したラベルを配布する方法。Downstream Unsolicited型に比べて必要最低限のラベル情報を配布する事が出来る。


② Downstream Unsolicited 型 (DU型)

ラベル要求がなくても、FECに対応したラベルを配布する方法。Downstream-on-Demand型に比べてLSPの収束が早い。


■ ラベル制御方法


① Independent Control

Downstreamからラベル情報を受信しなくても、自身のラベル情報をUpstreamに配布する方法。LSPの収束は早い。


②Ordered Control

Downstream側のLSRからラベル情報を受信した場合のみ、ラベルマッピング情報をUpstreamに配布する方法。確実にLSPを張る事が可能。反面、障害時の収束が遅い。



■ ラベル保存方法


① Conservative Label Retention Mode

複数のMPLSルートがある場合、最短ルートのラベル情報のみを保持する方式。最短ルートのみを格納する為、リソースの節約やループの検出に優れている。

② Liberal Label Retention Mode

すべてのMPLSルートのラベルを保存する方式。Conservative Label Retention Mode に比べると、すべてのラベル情報が格納されている為、障害時の収束が早い。


※ その他MPLS関連

MPLS LSP確立    //後日更新
MPLS基礎コマンド  //後日更新

2012年7月6日金曜日

受験記 642-691 BGP+MPLS


約半年ぶりの更新です......

英語の勉強と会社の研修に追われてました..

CCIEを取得する為に、まずは英語だと思い、CCIPの BGP+MPLSを目指してました。

とりあえず、受験記です。勉強のお役に立てると幸いです!!


受 験 日 : 2012/07/04
合  否 : 合格
受験科目 : 642-691
受験言語 : 英語
取 得 点 : 932点
合 格 点 : 825点
問 題 数 : 48ぐらい
試験時間 : 120min
勉強期間 : 5 month
受験目的 : CCIE 取得の為のスキルアップ。英語の出題に慣れる
勉強形態 : 独学
実務経験 : あり(1年以下)
勉強前のレベル : ちょっと詳しい初心者
何度目の挑戦か : 1回目

【 セクション毎の正解率 】

Technology .....................................88%
Basic Implementation and Configuration .........81%
Advanced Configuration .........................100%

【 使用教材 】

CCIE Routing and Switching Certification Guide
Routing TCP/IP, Volume 1
Routing TCP/IP, Volume 2
MPLS and VPN Architectures
MPLS and VPN Architectures, Vol. 2
CCO
実機

【 勉強方法 】
勉強時間は、通勤時間2時間と帰宅後1時間 計約3時間
1.MPLSの知識が低かった為、MPLS and VPN Architecturesを読み進めcisco英語に慣れる
2.実機で検証する。
3.BGPは、不明な箇所を上記の教材、CCOで拾い読みする。

【 試験の感想 】
内容については、基礎的な項目が中心であまり難しくない。
BGPについては、CCIEを勉強している人であれば十分通用する感じでした。

ただ、私の英語の能力(TOEIC 500点程度)では、かなりシンドイ試験でした。

【 受験者へのアドバイス 】
どんなに英語が出来なくても、毎日地道に勉強すればシスコ英語に慣れます!
英語出来なくても努力次第で打破可能です!!

【次のチャレンジ】
とりあえずCCIPの試験が10月後半でサポート終了のようなので、
残り QoS 642-642 を取り CCIP 認定へ!!